フレデリシア (Fredericia)は、多くの名作を生み出してきたデンマークの名門家具ブランドです。1955年、当時新進の建築家であったボーエ・モーエンセン (Børge Mogensen) をデザイナーに起用し、ボーエ・モーエンセンのキャリアを語る上で重要な作品を次々と商品化、ハンス J.ウエグナー(Hans J. Wegner)なども加わり北欧家具業界に大きな存在感を示しました。今も、時代を代表する気鋭のデザイナー、ジャスパー・モリソン(Jasper Morison) ・スペース・コペンハーゲン(Space Copenhagen)・ 安積 伸(Shin Azumi)などと積極的にコラボ、新しいデザインを次々と生み出し人々の生活を美しく楽しくする家具を作り続けています。
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E-mail:motomachi@daniel.co.jp 電話045-661-1171
Børge Mogensen (ボーエ・モーエンセン) は、デンマーク・デザインの礎を築いたコーア・クリント (Kaare Klint) の愛弟子であり、あのハンス・J・ウェグナー (Hans J.Wegner)とも時代を共に過ごし20世紀を代表するデザイナーの一人です。デンマーク生活協同組合連合会(FDB)家具部門初代代表を務めた後、新たな創作の道を探っていたときに出会い意気投合したのがフレデリシア社の先代アンドレアス・グラヴァーセン (Andreas Graversen) で、二人は永きに渡り信頼関係を築き、デンマーク・デザインの本質とも云える「人々と共に」という意識が強く感じられる名作を生み出してきました。
1947年、ボーエ・モーエンセンのデザイン。戦後の厳しい時代に庶民のために手軽で座り心地の良い椅子を追求した結果、シェーカー家具のリ・デザインにたどり着き、試行錯誤のうえ生み出されたのが北欧家具の傑作 J39、別名 ピープルズチェアと呼ばれています。大きな特徴となる座面のペーパーコードは地中海沿岸の農民が何百年も前から作っているものと同じ編み方が施され、現在も専門の職人による丁寧な手作業で一脚一脚仕上げられております。
展示中
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今や世界的な人気デザイナーでフレデリシアのコペンハーゲン市内の新しいショールームのデザインも担当した二人組デザイン・ユニット、スペース・コペンハーゲンが、2016年に発表したラウンジ・ソファ、Swoon Lounge (スウウーン・ラウンジ) Model 1770。そのデザイン・コンセプトは、プライベートな家と同様にパブリックなラウンジでも使用出来るものとして、如何に伝統的なラウンジ・ソファと典型的なアーム・ソファのギャップを埋めるかにありました。有機的な構造設計に依って、座った瞬間にバックサポートの効果もあり快適な安心感を感じる事が出来ます。
展示中
スペース・コペンハーゲンは、2016年に発表したラウンジ・ソファ Swoon Lounge (スウウーン・ラウンジ) に併せて、このオットマン Model 1771をデザイン。その特徴はデザイン的に張り地(布或いは革)に依って完全に被われており、機能的にはラウンジ・ソファ Swoon loungeとの組合せで、より快適な座り心地を得る事が出来ます。
展示中
Børge Mogensenがデザインした最後の作品のひとつであるキャンバスチェア。自然素材を好むモーエンセンは、丸い木片の間に吊るされた座面と背もたれにフラットなキャンバスを使用し、フレームには水平と垂直のラインをトレードマークとして使用しました。1960年代の派手な家具の反動として1970年にデザインされたこの素直な素材感を持つキャンバスチェアは、現代においてもその存在感を発揮しています。飾り気のない本物志向が、現代人には特に魅力的に映ります。ホテル、ラウンジ、店舗、個人宅など、どんな場所でも、存在感のあるステートメントピースとしてお使いいただけます。
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取扱い品 (展示なし)
ナチュラルカラー
1959年ボーエ・モーエンセン後期の最高傑作スパニッシュチェア。モーエンセンがスペイン滞在中に見かけた古代イスラム文化の影響を受けた地域でよく見られる伝統的な椅子から着想を得て、実用性と快適性を追求しリ・デザインした作品です。一枚革が伸びてしまっても座面下のベルトで調整できるというモーエンセンらしい心遣いの行き届いた名作です。
コニャックカラー
ブラックカラー
創業者アイナー・ピーターセン (Ejnar Pedersen)が1953年に起業した小さな工房が始まりで、親子3代に渡るPPモブラー(PP Møbler)のこだわりは、材料となる木の大部分をデンマークとドイツに続く森林から掘り出し、根っこから抜き取った場所に新たに苗木を行うことです。国土の狭いデンマークでは資源を永続的に活用する知恵や術(すべ)を幾世代にも伝えております。また、我々の日常にあるデンマーク・デザインそのものと云えるハンス J.ウエグナー (Hans J.Wegner) の作品や、2020年の新しい東京オリンピック・スタジアムの設計として当初採用されたデザイナー、ザハ・ハディッド(Zaha Hadid) との共作も単にカタチだけの造作に終わる事なく、木の本質を表現した製品として作られております。
展示中
1965年Hans J.Wegner(ハンス・J・ウェグナー)の自宅のダイニングのためにデザインされたPP701は、ウェグナー作品では貴重なスチールを採用したアームチェアです。スチールフレームと張りぐるみの座面、デンマーク国旗のクロスが美しい笠木の組み合わせが、軽く透明感のある作品に仕上げています。
アッシュ・ソープ 座面 ELMO soft leather 黒 座面高(SH) 45cm
オーク・ソープ 座面 ELMO soft leather 黒 座面高(SH) 45cm
オーク・オイル 座面 ELMO soft leather 黒 座面高(SH) 45cm
マホガニー・オイル 座面 ELMO soft leather 黒 座面高(SH) 45cm
ウォルナット・オイル 座面 ELMO soft leather 黒 座面高(SH) 45cm
展示中
1987年Hans J.Wegner(ハンス・J・ウェグナー)の後期の名作であるアームチェアPP58。浅く掛けてリラックスして座ったり、深く掛けると背もたれよりヒップ部分が突き出て、心地よくフィットしたりと、様々な座り方ができるデザインになっています。後脚2本だけで肘掛として機能する笠木を支える設計は過去のウェグナー作品で多く見られます。この構造を実現するPP Møblerの高い技術力、度重ねた試作による挑戦、アイナー・ピーターセンとウェグナーとの深い信頼関係により生み出された作品です。